世界銀行の各地域総局では半年に1度(春と秋)、地域内の経済概況と展望をまとめた半期経済報告を発表しています。このうち、南アジア地域総局については2025年10月7日、「南アジア地域開発報告2025年秋版:雇用・AI・貿易」(South Asia Development Update, October 2025: Jobs, AI, and Trade)  を発表しました。

南アジア地域は今年、6.6%の力強い成長が見込まれているが、大幅な減速がおぼろげに見え始めています。同報告書では、貿易の開放とテクノロジーの導入を促進するための改革を進めれば、域内の雇用創出と成長の促進に役立つ可能性があると指摘しています。

同報告書では、2026年の域内成長率を4月の予測から0.6%ポイント下方修正して5.8%の減速になると予測しています。下振れリスクとしては、世界経済の減速や貿易政策をめぐる不確実性、域内の社会政治不安、人工知能(AI)などの新たなテクノロジーがもたらす労働市場の混乱からの波及効果が挙げられています。

この度、同報告書をとりまとめたフランジスカ・オーネゾルゲ世界銀行南アジア地域担当チーフエコノミストの来日にあたり、同報告書の主なポイントをご紹介するセミナーをハイブリッド型式で開催しました。
 

スピーカー

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フランジスカ・オーネゾルゲ 

世界銀行 南アジア地域担当チーフエコノミスト

アジア地域における政策に関する議論と世界銀行による融資を支援するための、主要な経済課題に関する調査研究プログラムを統括している。現職以前は、開発経済総局(DEC)のマネージャーとして、世界銀行の旗艦報告書「世界経済見通し」(Global Economic Prospects:GEP)の主任執筆者であった。世界銀行入行前は、欧州復興開発銀行(EBRD)チーフエコノミスト室でサーベイランス、予測、金融セクター政策に従事、国際通貨基金(IMF)でアジア、ヨーロッパ・中央アジア各国を担当。学術誌や政策報告などに多く執筆し、債務・金融危機、インフレ・通貨政策、成長・インフォーマル労働市場などのマクロ経済・金融に関する幅広いテーマをカバーしている。エコノミスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズはじめ主要メディアでも引用されている。トロント大学で博士号を取得。

当日の資料

Jobs, AI, and Trade(英語、PDF)

イベント詳細

日時
2026年2月9日(月)午後2時~午後3時(日本時間)

開催形式
ハイブリッド(対面、Webex)

場所(会場参加の場合)
世界銀行東京事務所 東京開発ラーニングセンター(TDLC)
東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階
アクセス

言語
英語(日本語への通訳なし)

お問合せ
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org