投資は、生産能力の拡大、インフラの近代化、雇用の創出、そして開発目標と気候変動対策目標の達成に向けた前進を牽引する原動力です。しかしながら、発展途上国は歴史的な規模の投資不足に直面しています。開発ニーズが高まる一方で、投資の伸びは2000年代の約半分に減速しており、公共投資だけではこのギャップを埋めることはできません。民間投資は、成長の再活性化、雇用創出、そしてより持続可能で強靭な未来への移行を支える上で、主導的な役割を果たすことが求められています。

世界銀行の新報告書「投資を加速化させる:課題と政策」(Accelerating Investment: Challenges and Policiesは、新興国および発展途上国への投資に関して最も包括的を評価を行っています。同報告書では、投資がなぜ重要なのか、なぜ停滞しているのか、そして投資を活性化するには何が必要なのかを検証しており、投資ブームを成功裏に引き起こした国々は、健全なマクロ経済枠組みと、ビジネス環境の改善、ガバナンスの強化、そして民間資本の動員といった改革を組み合わせてきたと指摘しています。

歴史的に見れば、投資が急増すると経済成長が加速し、雇用創出が加速し、貧困がより急速に減少します。信頼できる財政・金融政策、民間資本を誘致する的確な公共投資、そして大規模な資金動員のための国際協力の強化を通じて、今日の景気減速を反転させることが可能です。投資の再活性化は、国家の優先事項であるだけでなく、世界的な責務といえます。

今回のモーニングセミナー(第214回)では、同報告書の共著者でもあるアマット・アダロフ世界銀行開発経済総局(DEC)見通しグループ上級エコノミスト、ダナ・ヴォリセック同リードエコノミストおよびヘイリー・パレン 同エコノミストが、同報告書の主なポイントを日本の皆様に向けてオンラインでご紹介します。使用言語は英語(日本語への通訳なし)です。

スピーカー

アマット・アダロフ 
世界銀行開発経済総局(DEC)見通しグループ 上級エコノミスト

マクロ経済、国際貿易、金融に関する分析業務に従事。特に投資に関する分析業務を主導しており、旗艦報告書「世界経済見通し」(Global Economic Prospects)も執筆している。近年では、東郷、マクロ金融安定化、資本フロー、グローバルバリューチェーンに関して学術誌に論文を発表している。世界銀行入行以前は、ウィーン国際経済研究所で国際経済に関する様々な研究プロジェクトを主導した。公共機関でマクロ経済分析、モデリング、予測、投資政策に従事した経験も有する。アーカンソー大学ビジネス学部で経済学博士号を取得。

ダナ・ヴォリセック 
世界銀行開発経済総局(DEC)見通しグループ リードエコノミスト

旗艦報告書「世界経済見通し」(Global Economic Prospects)の主要著者の一人。生産性、投資、インフレーション、原油価格ショックに関する分析および政策業務に従事してきた。見通しグループでは、ラテンアメリカ、中東・北アフリカ地域を担当してきた。

ヘイリー・パレン
世界銀行 開発経済総局(DEC)見通しグループ エコノミスト

イベント詳細

日時
2026年1月20日(火)午前9時~午前10時(日本時間)

開催形式
オンライン(Webex)

言語
英語(日本語への通訳なし)

参加申し込み
参加をご希望の方は、本ウエブページ上のオンラインフォームで参加登録をお願いします。参加登録された皆様に1月19日にWebexリンクをお送りします。
フォームが作動しない場合は、お名前、ご所属(会社・団体名、ご部署、ご役職)、メールアドレスを明記の上、下記までメールをお送りください。

お問合せ
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org

 

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