2025年11月5日、世界銀行は初めての「世界水モニタリング報告書」(Global Water Monitoring Report)を発表しました。同報告書は、「大陸の乾燥:共有の未来への脅威」(Continental Drying: A Threat to Our Common Future)  と題されています。

同報告書によれば、世界は毎年3240億立方メートルの淡水を失っており、これは年間2億8000万人の需要を満たすのと同じ量に相当します。この損失は、深刻化する干ばつ、不十分な価格政策、不十分な調整、森林破壊、湿地の劣化、過剰な灌漑など、土地・水資源の持続可能ではない管理慣行によって引き起こされています。

同報告書では、世界の淡水減少の現状をこれまでで最も詳細に描き出し、より賢明な政策と投資を通じてこの傾向を逆転させるためのロードマップを示しています。

今回のモーニングセミナー(第211回)では、同報告書の執筆チームを取りまとめたファン・ザン世界銀行首席エコノミスト兼水経済・気候変動グローバルリードが、日本の皆様に向けて同報告書の主なポイントをオンラインでご紹介します。使用言語は英語(日本語への通訳なし)です。
 

スピーカー

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ファン・ザン 

世界銀行 首席エコノミスト兼水経済・気候変動グローバルリード

現職以前は、インフラストラクチャ―担当チーフエコノミスト室、南アジア地域担当チーフエコノミスト室、ヨーロッパ・中央アジア地域総局、エネルギー・採掘グローバルプラクティスで勤務。エネルギー、気候変動、グリーン成長、貧困削減に関する融資および助言業務に従事。2021年11月に水グローバルプラクティスに着任し、国別気候開発報告(CCDR)の水関係の分析を支援する分析ツールおよびデータダッシュボードであるCLEAR Waterの開発を主導。また、水供給・需要に対する経済・気候変動の影響と水の役割に関する最新の知見を提供する水経済分析のための複数年プログラムも主導。世界的な水および水に関する政策・投資のための優先課題の分析を行う世界銀行水・開発報告(World Bank Water and Development Report)シリーズを主導。報告書 In the Dark: How Much Do Power Sector Distortions Cost South Asia?  や  Growing Green: the Economic Benefits of Climate Action をはじめ様々な報告書を発表している。研究に対する受賞、査読付き学術誌への論文投稿も多く、エコノミスト誌やブルームバーグなどのメディアでも取り上げられている。世界銀行入行前は、ペンシルバニア州立大学でエネルギー経済・政策学の助教授を歴任。ハーバード大学で博士号取得。

イベント詳細

日時
2025年12月9日(火)午前9時〜午前10時(日本時間)

開催形式
オンライン(Webex)

言語
英語(日本語への通訳なし)

参加申し込み
上記の登録フォームより、スピーカーへの質問とともにお申し込みください。参加登録された皆様に、12月8日にWebexリンクをお送りします。
フォームが作動しない場合は、お名前、ご所属(会社・団体名、ご部署、ご役職)、メールアドレスを明記の上、下記までメールをお送りください。

お問合せ
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org

 

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