- 概要
世界的に水資源やエネルギーへの需要が高まり、同時に洪水や干ばつの影響もますます深刻化する中、ダムは持続可能な開発や気候変動に対するレジリエンスを支える上で、これまで以上に重要な役割を果たすことが期待されています。そのためには、明確な基準やベストプラクティスに基づいた、強固かつ包括的なダム安全管理体制の整備が不可欠です。
本セッションでは、日本政府および日本の主要ダム関連機関の支援を受けて作成された、新報告書 『日本におけるダム安全管理』 の発表を行います。本報告書は、ダム安全管理に関する日本の法制度、規制枠組み、優れた実践例、日本の経験から得られた重要な教訓を、ダム安全管理体制の構築や強化に取り組む世界中の実務者や政府関係者と共有することを目的としています。日本の経験を学び、振り返ることで、各国の状況に応じたダム安全管理の取り組みに役立つ示唆を提供する機会となれば幸いです。
本研究は、世界銀行が実施した51か国の事例研究に基づく、ダムおよび下流域住民の安全に関する規制枠組みのグローバル比較分析を基盤としており、効果的なダムの安全管理に関する国際的知見のさらなる蓄積に貢献するものです。
プログラム
開会挨拶
- サロージ・クマール・ジャ氏(オンライン参加)
世界銀行 水グローバルプラクティス グローバル・ディレクター - 茂木 真弓氏
財務省国際局 開発機関課 課長補佐
世界銀行のダム安全強化に向けた取り組みと、日本のダム開発・管理に関する主要な知見
- 上田 悟氏
世界銀行 主任ダム専門官 - キンバリー・ライオン氏
世界銀行 上級水資源管理専門官
気候変動による洪水の激甚化と、日本における高度洪水予測・ダム貯水池の統合的運用の紹介
- 小池 俊雄氏
水災害・リスクマネジメント国際センター(UNESCO後援機関)センター長、国立研究開発法人土木研究所所長、東京大学名誉教授
日本におけるダムの安全性、レジリエンス、持続可能性の向上
- 角 哲也氏
京都大学防災研究所 水資源環境研究センター特定教授、国際大ダム会議副総裁
パネルディスカッション
- 小池 俊雄氏、角 哲也氏、上田 悟氏
- チャブングバム・ラジャゴパル・シン氏(オンライン参加)
世界銀行 上級水資源管理専門官
総括コメント
- 根本 深氏
国土交通省 水管理・国土保全局 国際室長
閉会挨拶
- 上田 悟氏
モデレーター:
- 光橋 尚司氏
世界銀行 上級水資源専門官
イベント詳細
日時
2025年9月4日(木)