- 概要
背景
- TICAD 9が開催される2025年は、平和・安全保障の文脈に「女性」を関連付けた国連安保理決議第1325号が採択されてからちょうど25周年となる。特に近年の紛争の増加や災害の激甚化などを鑑みると、WPSアジェンダの重要性は、25周年を機に再認識される必要がある。
- アフリカ諸国では、女子割礼や児童婚などのGBV、女性への人権侵害が存在。また、各国によって状況は違うものの、民族対立、宗教対立、資源争奪などによる紛争、およびそれによる難民の発生などで、多くの国が紛争に影響されている。
- また、WPSアジェンダの推進は、紛争中だけでなく、平時からも継続的に、社会全体で取り組んでいくべきもの。そのため、民間企業、市民社会、若者などの様々なステークホルダーを巻き込むことが重要である。多様な関係者の参画によって、WPSアジェンダ推進に向けたイノベーティブな取組を生み出すことが出来る。
キー・クエスチョン
- WPSアジェンダを推進する上で、どのようなアプローチ/取り組みが効果的か?特にイノベーションを念頭において、どのように推進することができるか
- WPSアジェンダを推進するために、政府、市民社会、国際機関を含む国際社会は、今後どのような取り組みを行うべきか?
- 民間セクターがジェンダーに基づく暴力の根絶に取り組む意義は何か?
目的
- アフリカの平和と安全保障において、女性と少女が積極的な役割を果たしている事例を紹介する。
- イノベーティブでダイナミックな視点やアプローチを用いて女性や少女が平和に暮らせる社会を構築することの重要性について議論する。
- WPSアジェンダの推進におけるイノベーションの価値を強調し、民間企業、社会起業家、学生、市民社会の参加を促す。「イノベーション」とは、技術革新に限定されるものではなく、この文脈におけるこれまで以上にダイナミックなステークホルダーの協働を通じて、新たな価値を創造することである。
世界銀行からの登壇者
トリーナ・ハーク
世界銀行 西部・東部アフリカ地域総局 人間開発リージョナルディレクター
イベント詳細
日時
2025年8月21日(木)午後3時20分~午後4時50分(日本時間)
場所
パシフィコ横浜 展示ホールD
アクセス
開催方法:
ハイブリッド(会場での対面参加、オンライン参加)
本セッションの詳細・参加登録について
以下のJICAのウエブページをご覧ください。
WPS+イノベーション:女性や少女とともに切り拓く、新たな平和と安全保障の時代へ
問い合わせ先
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org