主催:国際協力機構(JICA)
共催:世界銀行、UNDP

人工知能(AI)技術は、データの収集・分析、情報の高度化、そしてその知見に基づく意思決定を可能にする、最も多用途なデジタル技術の一つとして、世界の在り方を変えつつあります。AIはすでに、居住地に関わらず人々の生活のあらゆる側面に変革をもたらしています。これはアフリカにおいても同様であり、AIを活用したソリューションは、保健、農業、教育、経済開発などの重要課題に対処しています。AIは、社会経済的課題の解決と持続可能な開発の加速に資する主要なデジタル推進力の一つとして期待されています。

しかし、AIの力を真に活用するためには、アフリカ諸国が乗り越えるべき課題も数多く存在します。インフラの整備不足、AI向けデータセットの不足と質の問題、AI人材のスキルギャップと不足、倫理的・文化的課題、ガバナンスおよび規制の問題、安全性と信頼性などが、アフリカが直面する主要な課題です。

本セッションでは、アフリカ開発におけるAIの課題と可能性、そしてアフリカにおけるAI支援型開発を担う人材の育成方法について議論します。

セッションは、以下の2つのテーマに関するパネルディスカッションで構成されます。これらの議論の成果は、今後アフリカで展開されるさまざまなAIイニシアティブに反映されることが期待されています。

キー・クエスチョン

第1部 パネルディスカッション(案)

「アフリカ開発におけるAIの課題と可能性」

  • AIを導入することで、アフリカの社会経済・政治的発展にどのような恩恵があるのか?
  • AIを導入するにあたり、アフリカが直面する主な課題は何か?
  • アフリカは、グローバルなAI開発の中でどのような立ち位置を築けるか?
  • 政府、開発パートナー、学術機関、民間企業は、アフリカにおけるデジタル変革と開発を推進するために、AI分野でどのように連携・相乗効果を生み出せるか?
  • 民間企業は、アフリカにおけるAI主導の開発をどのように支援できるか?

第2部 パネルディスカッション(案)

「アフリカにおけるAI人材育成」

  • アフリカが他国と競争するために必要なAI人材のプロファイルとは?
  • 現時点におけるアフリカのAI人材の状況は?
  • アフリカにおけるAI人材を拡充するために必要なことは?
  • 開発パートナー、学術機関、民間セクターは、どのように連携してAI人材の育成を支援できるか?
  • アフリカ各国政府は、AI人材育成をどのように促進できるか?

世界銀行からの登壇者

ミッシェル・ロギー 世界銀行 アフリカ・中東担当 デジタル開発プラクティスマネージャー 

イベント詳細

日時
2025年8月21日(木)午後0時30分~午後2時30分(日本時間)

場所
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
アクセス

開催形式
ハイブリッド(対面参加、オンライン参加)

詳細・参加登録
以下のJICAウエブページをご覧ください。
アフリカのためのAIトランスフォーメーション – AI人材育成とエコシステム強化

お問合せ
世界銀行東京事務所・大森
komori@worldbankgroup.org