世界人口の約15%に相当する10億人が何らかの障害を持ち、その割合は途上国の方が高く、世界全体で障害を持つ人々の5人に1人に相当する1億1000万人から1億9000万人が重度の障害を抱えているとされています。世界銀行が掲げる「貧困の撲滅」と「繁栄の共有の促進」という二つの目標の達成に向け、持続可能で包摂的な社会をつくるためには、障害者を含めること、公平な機会を拡大することが重要です。世界銀行では、開発への障害の統合のための調査分析、データ、グッドプラクティス共有を進めるとともに、インフラや社会サービスの整備、リハビリテーション、スキル向上、経済機会の創出、女性や子供など最も脆弱な障害者をはじめ様々な障害者の団体との協力、政策への反映、制度構築の支援などを通じ、幅広いセクターにおける業務において障害に関する課題も統合されるよう取り組んでいます。そのためにグローバル障害アドバイザーを設置し、プロジェクトの準備や実施における障害の包摂を支援するとともに、2018年6月にはそのためのロードマップとして「障害包摂性・アカウンタビリティフレームワーク」(Disability Inclusion and Accountability Framework)を発表しました。
今回のモーニングセミナー(第48回)では、同フレームワークの作成を主導したシャーロット・マクレイン=ンハラポ世界銀行グローバル障害アドバイザーがテレビ会議でワシントンより同フレームワークのポイントをご紹介し、皆様のご質問にお答えしました。
スピーカー
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当日の資料:Launch of the Disability Inclusion and Accountability Framework (PDF)
The World Bank Group Commitments on Disability-inclusive Development (PDF)
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世界銀行モーニングセミナーシリーズ
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