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 イベント

「脆弱性・紛争・暴力(FCV)のコンテクストにおける安全で包摂性のあるまちづくり」に関する実務者研修会合

2019年5月13-17日

東京・大阪

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  • 近年、脆弱性・紛争・暴力(FCV)が開発における喫緊の課題となっています。世界の最貧層の半数を含む約20億人がFCVに脅かされた国々に住んでいるといわれていますが、人災だけでなく自然災害によっても人命被害や立ち退き、生活手段の喪失、大規模な経済的損失が発生し、各国の脆弱性を高めているのです。こうした紛争と災害(自然災害及び人為的災害)は年々「都市化」しており、都市部での大規模な強制退去といった課題を引き起こしています。実に世界の6,850万もの人々が(紛争、自然災害、暴力により)居住地を追われ、その約60%が都市部に住んでいると推定されているのです。

    こうしたFCVの都市が直面している課題には空間的課題(急速かつ急激な人口移動によるアーバン・フットプリントの変化と都市サービス、インフラ及び住宅への圧力)、社会的課題(紛争による社会的緊張や難民受け入れ地域と難民の間の緊張)及び経済的課題(低レベルの経済発展、限られた仕事をめぐる競争、難民・低所得者など特定の人々の経済的排除)などが挙げられます。このTDDは、空間設計・設備投資・制度的介入を組み合わせたツールやアプローチを中心に研修を行い、FCVのコンテクストにおいて安全性と包括性を高めていくことを念頭に、より良い社会開発や人間開発、治安の改善と経済機会の創出方法について議論しました。

    参加者は、大阪の西成地区を訪れ、同地区がどのように住宅・仕事・社会サービスを提供しているか、また、それらがいかに公共空間を改善し、経済的、空間的、社会的包摂性を高めることにつながっているかについて学びました。 

世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)

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