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世界銀行で働く:慶長寿彰 シニア都市環境スペシャリスト
2010年3月15日東京

世界銀行での仕事内容や、世界銀行など国際開発機関での仕事を希望する方へのアドバイスを話しました。

世界銀行東京事務所コーヒーアワー キャリアシリーズ第30回

2010年3月15日、東京 - 世界銀行情報センター(PIC東京)は、コーヒーアワー・キャリアシリーズ第30回「世界銀行で働く」を開催しました。

冒頭、慶長 寿彰・世界銀行シニア都市環境スペシャリストから、「貧困・紛争・災害とたたかう仕事」と題して、人づくり、組織づくり、制度づくりを行なう世界銀行の仕事について、西水美恵子・前世界銀行副総裁の著書『国をつくるという仕事』、ジェームズ・D・ウォルフェンソン世界銀行グループ第9代総裁の言葉「世銀の業務内容を測る物差しは、難解な統計などではなく、途上国の子どもたちの笑顔である」などをまじえて話しました。また、「飢えている人を救う方法」を参加者と一緒に考え、現地で最適解を探すためには、実際に飢えている人の話を聞くことが重要であると説明しました。最後に、世界銀行など国際開発機関でのキャリアを目指す参加者に対し、「明確な目標+強い意志=夢の実現」という「夢をかなえる方程式」を紹介し、努力より準備、語学力より総合力(専門性、職歴、協調性、熱意、倫理観など)が重要であり、履歴書は1枚目が勝負であるとアドバイスしました。

会場の参加者からは、八戸市役所での職務経験と世界銀行での業務の関連、日本と途上国の共通点、採用面接でアピールした点、世界銀行に入行してから足りないと思った資質など多くの質問が寄せられました。

会場の参加者からは、八戸市役所での職務経験と世界銀行での業務の関連、日本と途上国の共通点、採用面接でアピールした点、世界銀行に入行してから足りないと思った資質など多くの質問が寄せられました。

スピーカー

慶長 寿彰
世界銀行シニア都市環境スペシャリスト

南アジア地域サステイナブル・ディベロップメント 都市・水供給・衛生・災害マネジメントグループ所属。青森県八戸市生まれ。1986年東京大学工学部都市工学科卒。東京大学工学部修士課程を経て1988年八戸市庁入庁。1992年八戸市庁を辞職し、オクラホマ大学大学院に就学(公共政策・行政経営学修士を取得)。1994年、世界銀行入行。大学院時代に訪れたインドネシアで発展途上国に興味を持ち、国際公務員になることを決意。八戸市庁都市開発部で約4年間地方都市の街づくりを実践した経験を活かして、世銀入行後は主に途上国の地方自治体の育成や都市環境対策を支援。2001年6月から1年間豪州ブリスベン市庁都市経営局に出向し、市の持続可能な都市経営戦略を担当。2002年6月、世銀に復帰。2007年5月より2年間のスリランカ駐在ののち、現在ワシントン本部に勤務。





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