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10月、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、「リバブルな都市」の実現に向けた20年間の歩みを記念し、東京で記念イベントを開催しました。俳優で難民支援活動を行うサヘル・ローズさんを司会に迎えたこのイベントには、外交官、支援国関係者、民間企業、日本の都市や学術界の代表など300人以上が参加。日本の都市問題に関する画期的な解決策とその世界的な影響に焦点をあて、議論を行いました。世界銀行からはミン・ジャン都市・強靭性・土地グローバル局グローバル局長が基調講演を行い、グローバルな課題解決において都市が果たす重要な役割を強調しました。
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司会のサヘル・ローズさんが、外交官、支援国関係者、民間企業、日本政府関係者、自治体関係者、そして学術関係者を含む参加者を歓迎。

日本の都市がリードする取り組み

本イベントにはTDLCの都市連携プログラム(CPP)パートナー都市を代表する市長、副市長が参加し、各都市の革新的な取り組みを共有しました。

  • 神戸市:久元喜造市長は、阪神淡路大震災から得た防災の教訓や、里山保全と都市成長の調和について発表しました。
  • 富山市:藤井裕久市長は、SDGsとスマートな公共交通を活用して人口減少に対応する「コンパクトシティ」モデルを紹介しました。
  • 福岡市:中村英一副市長は、市民の主観的な評価の活用や、データ主導の政策が都市の成長と活気あるスタートアップを促進していることを説明しました。
  • 北九州市:片山憲一副市長は、汚染された工業都市から環境先進都市へと変貌を遂げた取り組みを発表しました。
  • 広島市:中井幹晴副市長は、平和を中心に据えた都市開発と、災害への備えを通じて強靭なコミュニティを構築する取り組みを強調しました。
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ミン・ジャン世界銀行都市・強靭性・土地グローバル局グローバル局長が、開会の挨拶を行う様子。

日本のソリューションを世界に発信

TDLCの知見共有活動は、日本の専門知識を世界中の多様な都市に届けています。

  • マダガスカル:アンタナナリボでは、洪水対策が50万人を保護しています。
  • フィリピン:マニラでは地震に備え、学校や病院の耐震補強が進められています。
  • タンザニア:ダルエスサラームのミシンバジ川流域では、洪水対策と公園整備により都市を再生させています。
  • バングラデシュ:ナラヤンガンジでは、運河の復元と廃棄物管理により環境が改善されています。
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市長フォーラムに参加するCPPパートナー都市の代表者:左から、久元喜造市長(神戸)、藤井裕久市長(富山)、中村英一副市長(福岡)、片山憲一副市長(北九州)、中井幹晴副市長(広島)。

相互学習の力

津田尊弘財務省国際局開発機関課長は、TDLCが人々とアイデアをつなぎ、日本の専門知識や知見を編纂し、世界の都市課題解決に役立てていると述べました。

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ピーター・エリス世界銀行 都市・強靭性・土地グローバル局 東部・南部アフリカ地域担当プラクティスマネージャーが、TDLCの知見共有プログラムから学び、恩恵を受けたプロジェクトの代表者によるパネルディスカッションの進行を務めた。
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「TDLCの最大の貢献や価値は、人と人を結びつける力にあると私は考えています。」(津田尊弘財務省多国間開発機関課長)
東京大学の大西隆名誉教授と早稲田大学の佐々木葉教授は、区画整理やコミュニティをベースにした日本の都市経験を活かし、発展途上国に教訓を提供することができると強調。また、日本もこのような協力を通じて新たな学びを得られると述べました。
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「日本から学んでいただくことは多くありますが、知見の共有は常に双方向のプロセスであり、双方に新たな学びをもたらします。」(高見博 世界銀行駐日特別代表)
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発展途上国における日本の都市開発の役割について講演を行う大西隆東京大学名誉教授。

今後の道筋

CPPのパートナー都市や日本の主要都市、政府機関、民間企業、学術界との強力な連携を基盤に、TDLCは引き続き日本と世界銀行クライアント国との架け橋としての役割を果たしていきます。新たなフェーズに進むにあたり、TDLCはさらに多くの都市をリバブルで、持続可能なものに変える改革を行っていきます。

TDLC 20周年記念イベント関連資料(英語)

  1. Tracing 20 Years of Knowledge Sharing for Livable Cities https://youtu.be/ZD5_JYaQIvc
  2. Transforming Cities, Shaping the Future https://youtu.be/2XLjm-aIF8Y
  3. TDLC's Impact Stories https://documents.worldbank.org/en/publication/documents-reports/documentdetail/099501210302437364/idu1bcd8559e1434614c3a18e81168693ec0dc39
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佐々木葉 土木学会会長および早稲田大学教授は、現地の人々の声や経験に耳を傾けることが日本の都市計画にも役立つと指摘。
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