2023年6月2日に世界銀行グループ総裁に就任。任期は5年。
直近では、米投資会社ジェネラル・アトランティックの副会長を務め、それ以前は約24,000人の従業員を擁するグローバル企業マスターカードの社長兼CEOとして、公正かつ持続可能な経済成長と金融包摂を世界的に推進する包摂的成長センターの立上げにリーダーシップを発揮した。また、2020~22年に国際商工会議所の会長を務めた後、名誉会長に就任した。ジェネラル・アトランティックの気候変動対策ファンドであるビヨンド・ネットゼロの顧問を、2021年の創業時から務めた。また、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスで恵まれない人々のために経済的機会の創出を図る民間団体の連合体である中米パートナーシップの共同議長を務めた。アメリカ赤十字社、クラフトフーズ、ダウの役員も歴任している。
さらにサイバー対策研究所の共同創設者でもあり、ニューヨーク・エコノミック・クラブの副議長も務めた。2012年に外交政策協会メダル、2016年にインド大統領からパドマ・シュリー勲章、2019年にはエリス島名誉勲章および国際理解ビジネス協議会のグローバル・リーダーシップ賞、2021年にシンガポール政府より国家勲章であるパブリック・サービス・スターを授与された。